- 葬儀場を使用することもあるが基本的には幸福の科学の施設を使用する
- お参りの作法は金砂(きんさ)と呼ばれる焼香をする
- 服装は一般的な礼服で参列する
- あるようならば数珠・念珠や経文と法具を持参する
- 弔電・お香典は出しても大丈夫
こんにちは、葬儀屋2年目の奏です。
幸福の科学と言えば、女優の清水富美加(現 千眼美子)さんが出家したことでも話題になりましたね。あなたもニュースで見て、人気上昇中だったのに何故?と驚いたのではないでしょうか?
そのニュースをふと思い出したのですが、私の勤める葬儀屋さんの付近にも、幸福の科学の施設があるんですよ。
ですが、勤め始めてから一回も「幸福の科学」での葬儀を行ったことがないんです。(私だけじゃなくて勤めている事業所全体で一件もない)
結構いろいろな地元にある宗派のマニュアルとかもあるのですが、そこにも幸福の科学のものはありませんでした。
ただ、信者数を考えると必ず少なくとも数ヶ月に一件は葬儀があると思うので「幸福の科学はどんなお葬式をしているのか?そもそもお葬式をしているのか?しているならどんな感じなのか?」を調べて纏めてみました。
幸福の科学のお葬式を行う場所
一般の葬儀場を使用することもあるそうですが、多くの場合は幸福の科学の正心館・支部精舎と呼ばれる施設で執り行われるそうです。
ちなみに、私は2年働いていますが葬儀場を使用する幸福の科学の方を他社を含めても未だ見たことはないです…
幸福の科学のお通夜お葬式に出るにはどうすればいいの?
上記にありますように、なんせ葬儀場を使用している所と見たことがないものですから、こちらに関しましては、もし葬儀場を使用した場合の一般的な流れの説明となります。細かい部分については、その葬儀場のスタッフに声をかけてもらえればと思います。
お通夜に出る場合
まず初めに、式場内にある芳名カード(もしくは芳名帳)に記帳してからお香典を出しますが、もしお通夜と帰天式の両方参列される場合は、帰天式の日に出してもらえれば大丈夫です。
その後、金砂供養(きんさくよう)という、幸福の科学だけの作法にてお参りをします。
- 祭壇の前にある供養台に移動します
- 合掌します
- 金の砂をひとつまみ取り、右から左へ1度だけ移します
- 最後にもう一度、合掌します
作法手順は焼香と同じような感じになります。
帰天式(いわゆるお葬式)に出る場合
葬儀当日のお香典を出すタイミングですが、帰天式の始まる前に出して下さい。帰天式の開式前に、葬儀担当者から遺族親族だけでなく一般の方も含めた、その日の流れの説明などもありますので、開式15分ほど前に出せると慌てなくて済むし、葬儀社としても落ち着いた中で説明ができるのでお互いにベストです。
帰天式の流れをざっくりと書くと
- 司会者よりその日の流れの案内
- 導師の入場
- 正心法語の読経
- 金砂供養(焼香)と献花
- 導師による法話・説法
- 導師の退場
- 弔電の拝読
- 親族の代表者より挨拶
- お別れの儀・出棺
となるそうです。
献花とありますが、遺族の中から代表者4名が予め決まっており、その4名に関しては祭壇の花器に蓮の花を1本ずつ添えるそうなので、一般の方は金砂供養にてのお参りということになります。
ちなみに、幸福の科学の僧侶が導師を務めるようです。
幸福の科学のお葬式に参列する際の持ち物・服装は?
お持ちの方は、数珠や念珠、正心法語という経文、法具を持参しましょう。もし経文を持っていない場合は、受付で貸出を行っているそうです。
参列する際の服装ですが、ダークスーツやブラックスーツなどの一般的な喪服で大丈夫です。和装でも可。
幸福の科学のお葬式の弔電や香典は?
どうしても予定があって参列できないから弔電だけでも…とお考えの方、安心して下さい。式の途中で読んでもらえる時間がありますので、弔電を出される方は一般的な葬儀と同じような形で出されてはどうでしょうか。
香典の表書きは、御霊前と記載していただければ大丈夫です。香典を包む袋は、白黒か双銀の水引を用いて、白無地か蓮の絵柄の包みを使って下さい。
馴染みのない宗派のお葬式に出席する時は
幸福の科学のお葬式に出席する際は、上に書いたような事を注意すれば大丈夫です。
一部ではいろいろ記載されているようですが、実際は一般的なお葬式と比べると、異なることが多いですが特に問題になるようなこともありませんでした。
注意すべき点は、葬儀を行う場所とお参りの作法で、後は一般的な常識を持って参列すれば問題ありません。
やはり、馴染みのない宗派だと細かい作法や身なりなどで戸惑うことがあると思いますが、そのような疑問や分からないことがあった場合は、ご葬家のご意向なども葬儀社は事前に伺っておりますので、葬儀社へ聞いてもらえればお答えできると思います。
あなたが参列する際の参考になれば幸いです。