- 結局どこに頼んでもやるのは地元の葬儀社
- 時間がないから焦る
- 地元の葬儀屋を複数まわる
- 見積もりを出さないところはやめたほうが良い
- 先にある程度のイメージが必要
こんにちは、葬儀屋2年目葬太郎です。
あなたもお葬式や終活について、今すぐではないけどなんとなく…ぐらいは考えたことがあるのではないでしょうか?
もしくはテレビやインターネットの広告などで、イオンがお葬式業界に参入!や小さなお葬式などを目にする機会があるかもしれません。
ネット系の価格が定まっているのを万が一の時は頼めばいいかな?なども考えているかもしれません。
しかし、結局インターネットのお葬式を申し込んでも、実務を行うのは地元の葬儀社です。お坊さんを定額で頼むサービスを利用しても、結局来るのは地元のお坊さんです。
お葬式は決して安いものではないと思うので、いざという時の為に時間があるうちにいろいろと調べてみるのをおすすめします。
電化製品だって、買う前に比較したり、情報収集したりすると思います。
数万円の電化製品でさえ入念に検討するのなら、数十万、百万円台のお葬式はもっと入念に検討してみてはどうでしょう?
電化製品も「くっそー、ネットの評判どおりダメだこりゃ!」とか「調べといたおかげで、欲しい機能全部ついてて価格も満足」という場合もあると思います。
そして電化製品も、必要に迫られる時は慌ててしまいます。例えば、冷蔵庫が壊れたら夏場などは悠長に待っていることもできませんからすぐに必要ですよね?
そうなってしまうと、ゆっくり調べている時間や、本当に欲しいものが在庫切れで取り寄せる。といった余裕もなくなってしまいますよね。
でも、ゆとりがある時にじっくり準備しておけば、満足の行く買い物ができるはずです。
そのような観点でお葬式についても考えてみてはいかがでしょうか?
それではどうすればいいかお話していきますね。
目次
結局どこに頼んでもやるのは地元の葬儀社
イオンや、小さなお葬式など、インターネットのお葬式。というものがここ数年で増えました。
あなたも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、あなたの住まいの近所にイオンと書いてあるセレモニーホールや、小さなお葬式と書いてあるセレモニーホールを見たことがあるでしょうか?
おそらく…というか現時点では確実に見たことないと思います。
そう。つまりそれって…
実際に施行をするのは地元の葬儀社のセレモニーホール
ということです。
あなたが「あそこの葬儀社は嫌だから、ネットで頼もうかな。」と思っても、実際にお葬式を行うのはその葬儀社だった。
というのは十分ありえます。
確かにネットだと先に金額がわかるので安心、という面もあると思います。
よくわかんないからトータルの金額が出ているネット葬儀を頼む。ということも多々あると思います。(というか実際そういう方は多いです)
時間がないから焦る
何事もこれに尽きると思いますが、「お葬式について考えなきゃなぁ。」「費用とかこういうことやりたいとか、意外とあるなぁ。」と、あなたも、あなた自信のことだけじゃなく、ご両親や祖父母のことだとしても考えたことがあると思います。
ただ、ぼんやりと考えたとしても、それ以上のことは「まぁいっか」となってしまい、それからまた忘れてしまいます。
ええ、私も葬儀屋に入る前は、そのような感じでしたからとてもよくわかります。
ただ、葬儀屋に勤めてからは、はじめに決めておけば後で安心。ということがよくわかったので早めの準備をあなたにも勧めています。
いざというときは待ってくれない
本当に、いざという時は不意に訪れますし、その時が来たら「ちょっと待って」とかもできないので、どんどん決めることに追われます。
例えば、夜10時に亡くなったら、一般的にはその後、御遺体の安置~その後の説明、疲れていなければ葬儀打ち合わせ。となり、調子よく進んでも2時くらいまでかかります。
疲れていたら、打ち合わせは翌日。となりますが、親戚などへの連絡などを行い、少し休んで、朝9時ぐらいから枕のお経を行って、その後打ち合わせ。となります。
その短い時間で何十万円という金額を決めていくことになるので、疲れていたら本当に大変です。
でも、はじめに細かく決めておき、金額も納得できるようにしておけば、後は通夜食や引物の数を調整するだけで済むので、圧倒的にあなたもご家族も負担が減ります。
はじめに決めておくのにしても、一回で全部決めなくてもゆとりを持って数回に分けることもできます。
どうでしょうか?私ははじめに決めておいたほうが、後々楽ですし、満足度も高くなると思います。
地元の葬儀屋を複数まわる
さて、あなたが「そんなに言うなら、ちょっと準備してみようかな。」と思ってくれたら、お葬式屋さんを尋ねることになると思います。
その時に、ぜひ複数の葬儀屋をまわってみてください。
「めんどくさいよ…」と思うかもしれませんが、一社と話した後は同じ話をするだけなので、そんなに苦ではないと思います。(同じ話を何回もするのが苦かもしれませんが…)
その時の対応や提案で一番納得できる所にしましょう。
葬儀屋の良し悪しの見分け方を簡単にまとめると
当たり前のことがちゃんと出来ているか…というだけですが
- ちゃんと予約を取って対応してくれる。
- 見積もりを出してくれる。
- 打ち合わせ場所がきれい。
- スタッフが親切で話がわかりやすい。
逆に悪い例は
- 見積もりを拒否する。
- 値段が不明なものを聞くと返事が曖昧。
- 自分が望まないものを勧めてくる。
- 他の葬儀屋の悪口を言う
このような感じです。
どんなお店でも同じだと思います。葬儀屋だからといって特に特別なことはなく、普通にお店を判断する感じで大丈夫です。
ただ、とにかく見積もりを拒否するところは微妙だと思います。
でも、その見積もりを持っていって「こっちはこの価格で…」とか値下げ合戦はあまりオススメしないです。
ある程度は良いと思いますが、やりすぎ注意です。
それよりも複数社に貰った見積もりで納得できるところを選ぶのが良いと思います。
先にある程度のイメージが必要
葬儀屋をまわる前に、ある程度どのようなお葬式にしたいかを考えておくと良いと思います。
ある程度のイメージ。と言ってもあなたもピンと来ないかもしれませんね。
細かく考えることはなく、大まかでよいのですが
- 予算(いくら以内にしたいなど)
- 火葬以外を望むなら、その埋葬方法(樹木葬など)
- 生花にしたいか造花でもよいか
- 飾りたいものや、棺の中に入れたいもの
少なくともこれくらいを考えていけば、あとは葬儀屋の人と話しながら決めていけると思います。
ぼんやりでもいいので、予めイメージしておくことが大事です。
予算などに関しては、ネット葬儀などの価格表を見てイメージしていっても良いと思います。
ここまでしておけば、いざという時も慌てることがないと思います。
あなたや、大切なあなたの家族が慌てないよう、後悔しないよう、一度ゆっくり考える時間を取ってみてはいかがでしょう。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。