お葬式を執り行う

お葬式費用っていくらかかるの?全国平均が○○○万円ってウソ?ホント?

お葬式ってなんだかいくらかかるかわからないけど、ネットで調べたら「葬儀費用の全国平均は200万円以上!!」と衝撃的なタイトルが踊っていて「えっ!!!??そんなにするの???こんなんじゃ葬式出せるかわかんないよ…」とか思ったことがこのページにたどり着いたあなたならあるのではないでしょうか?

むしろ、そんなタイトルや記事内容を読んだから、このブログを開いてくれたのかもしれません。

今回は、あまりこういう事を書くと都合の悪い方もいるのかもしれませんが「実際に一般家庭のお葬式の平均価格」について実際に葬式屋で働いている私がネット上に出回っているウソ、ホントを書きたいと思います。

 

どこから出てるの?そのお葬式費用全国平均200万以上って

この、平均価格ですが財団法人日本消費者協会のアンケートによってはじき出されています。

ちなみに2010年に行われたアンケートでは、294名の回答を元に作成されています。

さらにこの調査では、喪主か否かに関わらず「過去3年以内に身内の葬儀があった人」が対象となっていますので正確性には???がつきます。(喪主と葬儀屋以外には正確な葬儀費用はわからない場合がある、例えば祖母とか祖父のお葬式の費用を孫が正確に知っているだろうか?両親が支払いをしてそれを聞いた程度の可能性もある。)

つまり、これは単なる参考値であって事実平均でこれだけかかるわけではないです。

私自身、このアンケートによると比較的葬儀代金が高くなる地域の葬儀屋にいて、294名のデータどころかその何倍ものデータを見ていますが、結論から言うともっといわゆる平均は低いと思います。

大手のサイトさんでも、葬儀にかかるお金が200万越えで云々、相談員に相談して費用を下げようとかなんとかかんとか書かれていますが、安心してください。そんな豪華な葬式なかなか昨今はないですから。

実情と異なるデータが一人歩きしながら葬儀の不安を煽っている

はっきり言って、こんなデータをやりとりに出して不安感を煽るのは、葬式相談とか葬式コンサルみたいな方々とページビューを上げたいサイトと、よく知らないけど財団法人日本消費者協会という所が出してる数字なんだから間違いないだろう。という全然わかってない人です。

というか、実際に毎日現場を見ていたらこんな数字が平均だって出せるわけありません。

私が実際に感じている「普通の」お葬式だと最近では40万円~180万円ぐらいだと思います。値段の差は親族の出席数の差が大半です。t(あまり詳細に出すとサラリーマンなのでいろいろ不都合が…汗)

そもそも葬儀費用の内訳は?

葬儀代金の大まかな内訳は

葬儀そのものの代金(祭壇やサービス料、ご遺体の搬送料金など)

お寺などに支払うお布施

飲食代金(精進落としなど)

となっていて、葬儀そのものの代金が30万~100万、お布施が5万~50万、飲食代金が5万~30万程度です。

最近は家族葬の人気でご近所との付き合いもあまりない場合や、故人様が施設に長く入居したりで参列者も多くない葬儀が一般的になっていますし、葬儀屋による、事前相談会に出席して生前に料金を調べ、必要なものだけを賢くチョイスする方が増えています。

ただ、これでも少し高く感じますよね?

それには先ほどの財団法人日本消費者協会が出しているデータに重要な欠陥があるからなのです。
(そしてこのデータを利用して群がる葬儀コンサルとかはこれを悪用しているとしか思えない)

財団法人日本消費者協会のデータの欠陥とは

この財団法人日本消費者協会が出しているデータは、葬儀にかかった金額だけで入ってきた金額は一切考慮されていません。

ええ、勘の良いあなたなら気づいたでしょう。

200万もする葬儀を行って、飲食費用が何十万とかかっているということは、それだけ参列者がいるということです。

参列者がいるということは、それだけ香典が集まるということです。

つまり、仮に200万の葬儀だとしてもそれだけ立派なお葬式を挙げるということは、ある程度の参列者を見越してのことだと思われます=香典もそれなりに集まります。(参列するのが家族だけなら絶対にこんなにかかりません)

つまりどう転んでも余程普通じゃないお葬式を選択しない限り、自分が200万円をそのまま支払うお葬式なんてありません。

さらに大体のお葬式屋さんには互助会制度があります。それに入っていれば割引も受けることが出来て、さらに積み立てた金額はそのまま葬儀代金として利用できますので、それも実際の葬儀費用の低下に繋がっています。

実際に自分が喪主になった場合に払う金額

これは規模によりますが、本当に身内とごく少数でやる場合で互助会などにも加入していた場合、20万円程度でお葬式を挙げることは十分に可能です。

一般葬と呼ばれる、身内、ご近所、故人の友人知人、会社関係の方も。というお葬式でも互助会などに加入していた場合、香典を差し引いて100万円もかかりません。

下手に変なコンサルに手を出すとそっちの料金のほうが無駄になりますので注意してください。(一応コンサルさんの名誉のために言うともしかしたら今でも悪徳葬儀屋みたいなのがあって料金が不透明な地域の場合なら役に立つのかもしれません。)

お葬式を賢く挙げるコツ

これはもう、自分たちにとって何が必要か。を明確にしておくことだと思います。

祭壇はどの程度の立派さが必要なのか。お料理のグレードはどうするのか。引き出物は何にするのか。などあらかじめ明確にしておくことが重要です。

あとは、お布施の部分ですが、お寺さんなどとこれからも関わっていく場合はある程度のお布施はかかってきてしまいますが、最近ではお墓を守る人もいない。地元のお寺とも付き合いがない。という方も増えています。

今は、お経だけを上げてくれて檀家にならなくてもよいお寺もありますし、戒名込みでいくら。というサービスもあります。

あんな200万円以上自分たちで負担するお葬式なんて、余程のことがない限り(祭壇を人が来ないのに一番高いやつにするとか)ありませんので安心してくださいね。

お葬式は葬儀屋の相談会みたいなのに出席して、お寺さんは安いサービスを申し込むだけでも、何も用意しておかないよりはるかに節約したお葬式を挙げることが出来ます。

そのためにもちゃんと終活をしておくのも重要だと思います。

また近所の葬儀屋はそんな相談会していない。とか行く時間がない。という方にはネットで申し込めるお葬式のサービスもあります。そちらの資料を請求して検討されてみては如何でしょうか?