- 基本的には訃報などに載っている通夜時間に間に合えば最善
- 仕事帰りなどの場合も21時までを目安に
- 服装は仕事の制服などでも大丈夫
- 基本的に「もし自分だったら」を考えよう
こんにちは、葬儀屋3年目の葬太郎です。
あなたが、ここを見ているということは、お通夜に行く必要がある。もしくはお通夜に行ったけど本当は何時までに弔問に行くのがよかったのか知りたい。このような状況にあるかと思います。
当然ながら、お通夜の開始時間に間に合って服装もちゃんとできればそれに越したことはないのですが、なかなかそういう状況ばかりではないのが実情だと思います。
家族、親族ならいざ知らず、知り合いやご近所だと、現在の状況もうかがい知れないことも多々ありますので、急な知らせになることが多いですもんね。
ただ、行かないといけないのはわかるけど、仕事で遅くなってしまった。用事を済ませてからでないといけない。などいろんな事情があります。
そこで今回は悩める大人のための
「結局、お通夜って何時までなら行ったほうが良いのか?」
にお答えします。
結論を書くとできれば20時、遅くとも21時までに行ったほうがよい。になります。
この記事は急いでいるあなたのためですので、前置きはこれくらいにしてすぐに本文に行きますね。
お通夜に行く際の持ち物
今回は、すでにお通夜に行かないといけないあなたに向けて書きますので、少々早足になります。
まずは、お通夜に行く際の持ち物です。
お通夜に行く際は「香典」だけを忘れないでください。
香典袋には今回は急ぎだという前提で
- コンビニで不祝儀袋を購入し「薄墨」で表書きに「御霊前」と記載してください。
- 不祝儀袋の裏面には、住所、名前、金額を書きます。内袋も同様に書きます。
- コンビニで売っている不祝儀袋には書き方が書いてありますので参考にしてください。(特に金額の旧漢字「金参阡円」など)
- (余裕がある場合、地域差があるので周りの人に確認してみてください。もっと余裕があればこちらの記事も参考にしてください。)
とりあえず宗教宗派問わず、御霊前にしておけば大体の場合間違いありません。
薄墨の筆ペンもコンビニにあると思います。
何時までならお通夜に行ってもいいのか
お通夜に行く時間に関してですが、やはり一番良いのは「訃報に記載されている時間」(一般的には17時~19時)の間に行くのがベストです。
しかしながら、仕事や用事。外出から戻ってくるタイミングや、子供さんを見なくてはならない。などどうしてもその時間に行くことができないことも多々あると思います。
そこでお葬式屋さんの私がアドバイスするお通夜に行ってもよい時間の判断は
21時までに会場に到着できるか
これを基準にするとよいと思います。
何度も何度も口酸っぱく言っているように、お葬式は地域性に強く依存するものですので、21時でも早い!や、21時じゃ遅い!などもあるとは思いますが、私が対応している中で21時くらいまでならご遺族もまだ普段着へと着替えをしていなかったりすることが多いです。
基本的にお通夜は開始時間から2時間、長くても3時間程度で一旦終了となります。
その後に弔問に訪れるなら、やはり21時くらいがリミットだと思います。
また別記事で書きますが、お葬式屋さんの事情的にも21時くらいまでが良いかと思います。
お通夜に行く際の服装
お通夜に行く際の服装ですが、いろんなサイトにいろんなことが書いてあると思います。
現役お葬式屋さん的な意見としては、基本的に会社の制服とかでもよいと思います。
以前、遅い時間に礼服で来られた方がいらっしゃったのですが、やはりあまり遅い時間だと(着替えてる時間があればもう少し早く来たほうが…ご遺族も普段着に着替えちゃってるし…)ということがありました。
訃報などに書いてある時間に間に合うなら、当然着替えなども済ませて準備していくのも良いのですが、基本的に弔問に伺う際は謎のマナーサイト等にある(訃報を聞いて急いできたので、着替えなどをするのは予め準備していたようで失礼)ではなく
ご遺族の負担になりにくいように配慮して、服装を考える。のが良いかと思います。
例えば、土曜日にお通夜で、昼間仕事がない上、お通夜だと知っていてわざわざ平服で行く。というのは何かおかしいですよね?
着替えて準備する時間は十分にあります。時間通りに行けるのでご遺族の負担になりにくいです。
でも、平日に急に知って、仕事着で弔問に行く。これはあまり遅い時間に弔問に行かないようにしてご遺族の負担になりにくいようにするということです。
このように考えられるのがマナーなのではないのかなと思います。
もし自分なら。を考えよう
一番良いのは、もし自分だったら。を考えることです。
大切な人を亡くして、慣れない葬儀が決まって…
足早にいろんなことが過ぎていく中、お通夜のメイン時間が終わりホッと一息をついた22時過ぎ…
ピンポーン
「弔問に来たのですが…」
と来られたら、中に入れないわけにもいかないですし、お話をしないわけにもいかないですよね。
ただ、女性の方は化粧を落としてしまっていたり、着替えていたらすぐに出ることも出来ず困ってしまうと思いませんか?
今は葬儀場でお通夜を行うことが一般的になってきましたが、以前は自宅で通夜、葬儀を行うことが普通でした。
一般的には22時過ぎに他所のお宅を訪問することは少ないと思います。
もし、地域の風習もわからず、知り合いも少ない場合は、担当の葬儀屋さんに電話して
「〇〇家のお通夜(お葬儀)に伺うのですが、この地域の風習について教えてください。今から、お通夜に伺ってもよいですか?私と故人様の関係は友人です。」
のように聞いてみるのが一番間違いがありません。
あなたが参列する際の参考になれば幸いです。