現役葬儀屋の日常

2023年になって、現在の新型コロナで亡くなる人とお葬式事情

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このお話の要約
  • これからの国の方針とお葬式事情
  • これまでは先に火葬しなければならなかった
  • 5類感染症になれば通常のお葬式が出来る

こんにちは、葬儀屋6年目に突入している葬太郎です。皆様いかがお過ごしでしょうか?

ニュースなどで、新型コロナウイルス感染症についてこんな発表がありました。

原則として、この春に、新型インフルエンザ等感染症から外し、5類感染症とする方向で専門家に議論していただきたいということを確認した、このように専門家に議論していただきたいと考えているということを明らかにすることを確認した次第であります。

引用元 首相官邸HP

これがどのような事か簡単に言うと、これまでの新型コロナの特別対応から、季節性インフルエンザ等と同じ扱いになるという事です。

私は葬儀社スタッフなので、お葬式がこれからどうなるのか?という視点でお話していきたいと思います。

これまでの新型コロナウイルス感染症で亡くなった方のお葬式

各都道府県の通知にもよるらしいのですが、これまで(と言っても2023年1月現在は基本的に同じ状況です)のコロナで亡くなった方のお葬式は、基本的に感染症対策をしたスタッフが病院や施設等にお迎えに行きます。

その後、基本的に先火葬と言ってお葬式の前に火葬を済ませて、お葬式を執り行うときはお骨の状態で行います。

ちなみに宗旨宗派によってはこれが通常の場合もありますが、火葬前にお別れをする時間を取ることが出来るのでここがコロナで亡くなった方とは違います。

ご遺族は基本的に火葬前のお別れが出来ず、葬儀社スタッフとしても心苦しいものがありました。

私たちとしては、やはり最後のお別れなのでなんとかならないかと思っていましたが、何よりも参列されるご家族様を守る必要性もありました。

また、特殊な消毒を専門の業者さんに頼んで毎回するため、費用面でも負担がかかってしまっていました。

5類感染症になった後の新型コロナウイルス感染症で亡くなっ方のお葬式

さて冒頭の5類感染症になるという事は、季節性インフルエンザと同じ扱いになるため、いわゆる通常のお葬式が可能になります。

何と言っても一番大きな違いはこれだと思います。

これからは、きっちりお別れをすることが出来るようになります。

明確にいつから、という事はまだ聞いていませんし、政府が日時を発表した後も都道府県毎に葬儀屋にいつからOKです。という通知が来てからになるかもしれないので、細かい所はわかりません。

しかし、一歩進んだことは事実ですし、私個人としては歓迎したいと思っています。

早く、その時が来て一人でもちゃんとお別れが出来るようになってもらいたいと願っています。

余談ですが、私も年明けに新型コロナに感染してしまいしばらくお仕事を休んでダウンしていました。

体も本当につらく治るまでに一週間かかりました。

寒い日が続きますが、あなたに辛い思いをしてほしくないので、是非気を付けてくださいね。

それでは今日も良い一日を。