- 元日はお葬式は行わない
- お餅で亡くなる方は今年はいなかった
- 寒い時期になるとお葬式は増える
あけましておめでとうございます。と同じくらいご愁傷さまでございました。を言った気がする葬儀屋7年目に突入している葬太郎です。今年もよろしくお願いします。
さて、おめでたいだけではなく元旦から災害に見舞われてしまった日本。心よりお見舞い申し上げます。
今日のお話は、意外と気になる方が多いようでよく聞かれる質問についてです。
それでは早速お話していきますね。
お正月ってお葬式が出来るの?
これはもしかしたら住んでいる地域にもよるのかもしれませんので、そうではない場合がありますが、元日は基本的にお葬式は執り行いません。
というのも、元日は火葬場がお休みになるためです。
ちなみに、翌日が友引でない場合、お通夜は稀に行うことがあります。
基本的に弔問会葬辞退のお通夜に限られますが、親族を呼ぶ場合も元日の通夜は避けたほうが良いと思います。(ご自身が親族に元日お通夜です。って言われたら「ん?」となる可能性が高いですよね)
ですので、本当に家族のみで誰も呼ばずに訃報も事後報告。という場合はお通夜を行う事例もあります。
お正月を三が日までとするなら、二日と三日は火葬場がお休みでなければ普通にお葬式を執り行います。
お餅で亡くなる方は今年はいなかった
お餅で亡くなる方は勤め始めてから毎年いたのですが、ついに今年は0人でした!
高齢者施設などでは、どうしてもの場合は小さくして食べてもらうなど、いろいろ工夫をしていると聞きます。
きっと各家庭でも高齢者のお餅には注意してもらっているのでしょう。
お餅で亡くなると、遺族の方も「せっかくのお正月が…」「餅なんか食べさせなきゃ…」など、辛い気持ちに拍車がかかってしまう方が多く見受けられます。
今年は0人で本当に良かったです。
寒い時期になるとお葬式は増える
今年は暖冬のようで、例年より暖かい日が多い気がします。
とは言え、例年よりというだけでやはり寒い日は寒いですね。
寒い時期はお葬式は増えます。体感で…ではなく実際に増えます。
同業者の方々は火葬場の状況的に考えても納得してくれるのではないでしょうか?
さて、「風が吹けば桶屋が儲かる。」という言葉の俗説の一つに「桶は桶でも棺桶」で風が吹くと何らかの理由で亡くなる人が増えて棺桶屋が儲かる。というものがあります。
何らかの理由には、風で火災が広がる。といったものや遭難が増える。といったものがあるみたいなのです。
ちなみに私は、雪風や寒風などの風かな?と思っています。
そんな寒い風が吹く時期、現代でも亡くなる方が多いということは、今よりも住環境や医療環境などが揃っていなかった時代ならなおさら…ということでそんな俗説があったのかな?と考えました。
去年は年明けに新型コロナに感染してしまい、しばらくお仕事を休んでダウンしていましたが今年は無事に過ごせてます。
これを読んでくれているあなたも体調に気を付けて楽しく日々を過ごしましょうね。
それでは今日も良い一日を。