お葬式を執り行う

終活って必要?誰のために終活をするの?

終活って必要?のまとめ
  • 人によって程度は異なるが必要
  • 終活は葬儀のことだけではない
  • 認知症や、動けなくなってしまってからでは遅い
  • 最近はデジタル終活も大事
  • 残された人のための終活

こんにちは、葬儀屋2年目葬太郎です。

「最近、終活って言葉を聞くけど、どんな事するんだろう…何歳から必要なんだろう」

あなたもテレビなどで「終活」という言葉を聞くと、こんな風に考えることがあるのではないでしょうか?

終活とはよく聞くけど、具体的に何が必要で、いつやれば良いのか?というのはあまり認知されていないかもしれません。

お葬式屋さんなどで、終活相談などをやっているところもありますが、なかなかそのためにお葬式屋さんに入りにくい…というのもあるかもしれませんし

若い人だとまだまだ必要ない。と考えることが多いと思います。

一応、終活は、人生の終わりを意識しての活動ですので、字を見れば若い人には必要ないように思えます。

そこで、今回はお葬式屋さんに勤めて、いろいろな最後を見てきた私の意見も交えて、終活についてお話していきたいと思います。

なので、今回は一般的な終活の話と違うこともお話するかもしれませんが、それも含めてあなたの参考になれば幸いです。

終活は人によって程度は異なるけど必要だと思う

早速ですが、どんな人に終活は必要なのでしょうか?

「うちは相続する財産とかないし…」

「夫婦二人だから、特に揉めることもないし…」

と、いろいろな意見があると思いますが

私は家庭を持っていれば終活は必要だと思っています。

あ、ちなみに一般的には、やはり定年を迎えた後ぐらいから。と考えることが多いと思います。

ですが、特に今の世の中、相続の話だけではなく、証券口座、ネットサービスの契約、複数のクレジットカードやデジタルデバイスのパスワードまで、現金の預貯金と不動産くらいしかなかった昔とは状況が異なるからです。

アニメにもなっている某人気小説・漫画などでも「俺が死んだ後は、パソコンは風呂に沈めて…」とか言ってたりしますが、そういう事も終活の一環だと私は思います。

ネットのブログなども収益が発生していれば立派な財産です。

例えば、あなたが奥さんに内緒で、ブログやyoutubeチャンネルなどで月数万円でも得られているとします。

そのまま何も残さなかったら…もったいないですよね。

夫婦間でアカウントもパスワードもお互い知っていればよいのですが、そういう事は稀だと思いますし。

これだけでも「あれ?自分も必要なのかな?と意識できたのではないかと思います。」

相続に関しても、ちゃんと調べておかないと、知らない財産が出てきたり、知らない親族が登場したりします(これはリアルにありますよ)

ということで、私は家庭を持ったらある程度だとしても、やっておく必要はあるのかな。と思います。

「縁起でもない」と思うかもしれませんが、保険などと一緒で「備え」だと思えばやりやすいかもしれません。やっておけば現在の状況の整理にもなるし、安心できると思います。

終活は葬儀のことだけではない

さて、上でも少し触れましたが、終活って具体的に何をしたらよいのでしょう?

よく聞くのが「エンディングノート」だと思います。

エンディングノートは、物にもよりますが一般的に

  • 略歴や思い出
  • 葬儀のこと
  • 連絡して欲しい人
  • 銀行などの財産のこと
  • 病気になったときの対処法(延命治療など)

このようなことをまとめておきます。

あとは、遺言や、遺品整理(生前整理)などでしょうか。

遺品整理は…本当に大変ですし、お金も時間も結構掛かるので、残された人たちに負担をかけないためにはある程度必要だと、私は思います。

また、遺言はちゃんと決めごとがあるので、手紙に書いて奥様や息子さんに渡した。とかでは認められない場合があります。

ここに、先程のデジタルデータ(デジタル遺品)が加わります。

終活は葬儀のこと以外にもいろいろある。基本的には老後を迎えた際に行うが、若くても家族を持ったら決めておいたり、残しておいた方がよい情報も多い。

特に若い人はデジタル遺品のことだけは決めておいたほうがいい。

認知症や、動けなくなってしまってからでは遅い

「まだまだ、元気だし、私には早いかな。」

終活って聞いてもあなたもこう思うと思います。

なにせ、私もお葬式屋さんで働く前は、自分にはまったく無縁だと思っていましたから…

でも、万が一のために残しておく。と考えればどうでしょう?生命保険のように万が一のためだと思えばよいのです。

若い世代は、以前の私も含め、社会的にも終活のことは意識しないと思います。でもこれを見て少しだけでも考えてくれればいいと思います。

さて、若い世代は今はとりあえず思いの片隅にでも、置いておいてくれればよいとして

定年を迎えたあなたも「まだ定年迎えたばかりだし、まだまだ早い」と思っていませんか?

人生80年から人生100年時代に突入したとしても、健康でいられる年齢がそれと同じとは限りません。

だからこそ、出来る時にやっておいたほうが良いと思うのです。

(一部の人を除き)定年退職後に資産が倍増していくことは、現状ではあまり多くないと思います。

つまり、定年退職した時点で相続できることは、ある程度決まってきます。

ご自身の「お葬式の方法」や「埋葬に関して」などはときとともに変わっていくと思いますが、そちらはその都度、ある程度の期間ごとに見直していけば良いと思います。

まずは、一番争点になる「資産」のことをなんとかしておいて、その後にゆっくりとその他のことを検討していけばよいのではないでしょうか?

何よりも知っておいてほしいのが、見出しにもある通り「認知症」や「動けなくなってしまってから」では遅いのです。

あなたも、「認知症になってしまった方が知人に資産を騙し取られた。」や、「兄弟が知らないうちに認知症の親に遺言を書かせていて、親族で揉めた」などというニュースを見たこともあるのではないでしょうか?

こういったものは、悲しいことですが、結構冗談ではなく発生します。

なので、元気なうちにやっておくのが正解なのです。

ですので「まだ早い」うちが実は「今が最適」な時なのです。

終活は、出来るうちにやってしまうのが大事。まだ早いと思わずに、元気だからこそやってしまいましょう。

最近はデジタル終活も大事

デジタル終活という聞き慣れない言葉ですが、あなたは聞いたことがあるでしょうか?

昨今、すべての世代に置いて「スマホ」の普及は当たり前のものとなってきました。

パソコンが一部の好きな人達の趣味だった時代なら大した問題なかったと思うのですが、現在は一人に一台のスマホが当たり前になり、今後はスマホが当たり前な世代が高齢者となっていきます。

そうなると、当たり前ですが個人のデジタルな資産やデジタルな記録。というものが増えていきますよね。

特にデジタルな資産や記録というのは、場所に依存しないため、どんどん増えていくことが予想されます。

実際の物や、土地といったものは、場所や管理が発生するので無尽蔵に増やすのは難しいのですが、デジタルなものはそういった事に左右されないので、使っているうちは楽なのですが、いざ整理しようと思うと大変です。

「亡くなった後のことなんて、気にしないよ」

と、考えるのもわかりますが、例えば月額サービスでほっといてあるものや、SNSなど、残された人たちが管理できないものってあると思います。

各種サービスの解約も本人なら簡単でも、遺族が全部やるのは思いの外大変だったりしますし(携帯電話の解約でもツイッターかなんかでホントか嘘かわかりませんが「契約者が亡くなったので解約して下さい」「本人でないと解約することが出来ません」「えっ…」っていうやり取りがあったとかみますし)

あなたが、どんなサービスを利用していて、ID,PASSはこれで。というのを残しておくのと置かないのでは雲泥の差があります。

また、現状利用していないサービスなどがあれば解約していくのも良いと思います。

もしかしたら「うわっ、解約してなかっただけで毎月無駄に1000円とか取られてた!」というサービスも見つかるかもしれませんし、そうなれば早い段階で解約してしまったほうが今後の利益にもなりますから。

今後、デジタルなサービスはどんどん増えていくと思いますし、魅力的なものはどんどん登録していくと思います。

また、新しいこと、新しいサービスをやることによって、その後の人生がやる気に満ち楽しいものになっていくのはとても素晴らしいことだと思います。

ですので、ぜひ新しいことに挑戦しながらも、その時その時でデジタルな資産の棚卸しをしていくことも忘れないでいて下さい。

特に、これからの終活はデジタル終活が増えていく。いろんなサービスも登場してくると思うが、出来るタイミングで整理をしていくのが大事。

残された人のための終活

「終活」

あなたが「終活」をすることに、億劫になったり、面倒に思うのは仕方のないことだと思います。

こうやって書いている私でさえ、やらなきゃいけないとは思うけど、やるのは大変だし面倒だな…と思ってしまいます。

でも、終活は誰のためにするのでしょうか?

終活は基本的には自分のためにするものではありません。(人に見られたくないサービスを解約しておくとかは自分のためですが)

基本的に終活は残された人たちのために行うものです。

兄弟、親族で自分がちゃんとやっておかなかったためにいがみ合うのは、本意ではないと思います。

奥さんや、そのときには年老いた両親に負担を掛けるのは本意ではないと思います。

そのために、あなたが今ちょっと面倒だな。大変だな。と思っていてもやっておくことに意味はあるとは思いませんか?

お葬式屋さんでもそんな「終活」のお手伝いをするサービスなどを行っているところも増えていると思います。

ネットでもエンディングノートを販売したりしていると思います。

どんな形でもいいので、一歩踏み出してやってみませんか?

もし、私でよければコメントなどでいただければ出来る限りのアドバイスをさせていただきます。

あなたの大切な人たちのために。

あなたが考える切っ掛けになったら幸いです。